○○とわたし

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民間さい帯血バンクに(とりあえず)申し込みました

 

  

 

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こんにちは、わたしです。

 

病院にパンフレットが置いてあった「民間さい帯血バンク」。さい帯血を保管する民間サービスがあるのは知っていたけど、分娩する病院が対応しているとは知らなかったのであまり詳しくは調べていませんでした。

 

パンフレットを取り寄せて、主人と話をして(とりあえず)申し込みをすることにしました。

 

 

◆さい帯血とさい帯血バンク

 

さい帯はへその緒のこと、さい帯血はそのへその緒や胎盤に含まれる血液のことで「赤ちゃんの血液」です。そのさい帯血には「幹細胞」と呼ばれる体のさまざまな組織の元になる細胞が豊富に含まれています。幹細胞は、血液や神経、骨、筋肉の細胞になったり、障害が起きている場所の炎症を鎮めることができるとわかっています。通常の血液とはちがい、幅広い病気の治療法として活用することができます。

 

さい帯バンクには「民間さい帯血バンク」と「公的さい帯血バンク」があります。「民間さい帯血バンク」は赤ちゃん自身や家族のために保管、「公的さい帯血バンク」は寄付というかたちで第三者白血病などの治療に役立てられます。

 

◆さい帯血の実用例

 

・造血幹細胞移植法

 

白血病再生不良性貧血などの血液疾患の治療として造血幹細胞を患者に移植し、造血機能を再生させる治療法。さい帯血から分離した造血幹細胞を用いるのがさい帯血移植。

 

 

・国内外臨床試験段階(効果が期待される主な疾患)

 

現在はまだ医療技術としては確立されていない再生医療などの臨床実験。

 

低酸素虚血性脳症

脳性麻痺

自閉症

自閉症スペクトラム

先天性心疾患・脳障害

I型糖尿病

感音難聴

小児性能性麻痺(自己・きょうだい)

など

 

◆民間バンク「ステムセル研究所」へ申し込み

 

病院から持ち帰ったパンフレットから、資料や申し込み用紙を取り寄せしました。数日後資料一式が届きました。

 

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出産予定日が迫ってきているので、書類を確認しながら契約書を記入。同封されていた封筒でステムセル研究所に返送します。

 

返送した翌日、ステムセル研究所から契約書が届いた旨の連絡がありました。採取キットを送るので中身の確認をすること、また、出産までの流れや出産後の流れについて説明してもらいました。

 

実際に届いた採取キット…が入った紙袋。これをそのまま入院するときに病院に持って行って看護師さんに渡せばOKなんだそうです。

 

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中には採取キットや医療機関の方への書類が入っていました。


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◆取り寄せはしたけれど?

 

さて、申し込みをして採取キットを取り寄せましたが実際に民間さい帯バンクを利用するかどうかはまだちょっと迷っています。

 

まず、白血病再生不良性貧血など厚生労働省令で定められた特定の病気に罹患し、臍帯血移植が必要となった場合には公的さい帯バンクからさい帯血の提供を受けることができるので我が子のさい帯血でなくてもよいという事実

 

治療には白血球の型が6抗原中4抗原以上が一致したほうがよいといわれていますが、公的さい帯血バンクで保管されているさい帯血のなかから90%以上の方が4抗原以上一致するさい帯血が見つかるとされています。

 

また、民間バンクで自己保存したさい帯血を使っての保険診療は行われていないということ。限られた病気にり患した場合に臨床研究としてさい帯血を用いた治療が行われているという事実。

 

ステムセル研究所で保管されたさい帯血の利用実例は16例。(2020年5月現在)

 

これからさい帯血が再生医療分野で利用される環境が整う…と信じるなら民間さい帯血バンクも利用する価値アリかなと考えています。赤ちゃん本人と親・きょうだいとの白血球の型の適合性が高いことから、赤ちゃん本人以外の再生医療・細胞治療の備えとしても保管は有意義だともステムセル研究所のサイトには書かれています。

 

◆料金の発生は

 

申し込みして採取キットまでもらっておいてまだ悩んでいるなんて…お金はどうなっているの、と思われそうですが、料金の発生はさい帯を採取してステムセル研究所で検査後、保管ができることが決定してはじめて料金が発生するとのこと。

 

申し込み時には、どうせ保管するなら…ということで20年コース一括払い319,000円の申し込みをしています。払えるから申し込みをしたのですけど、30万あれば不妊治療で採卵と移植(保険適用なら数回)ができてしまうのでは…ときょうだいのことを検討するとちょっと考えてしまいますね。

 

◆まだ悩む

 

子どものために万が一のことを考えて…ととりあえず申し込みをしてみましたが、実際にバンクするかどうかもうちょっと考えたいと思います。

 

ちなみに分娩先は公的さい帯血バンクに当てはまらなかったので、寄付もできません。世のためになることだから、対象となる医療施設が増えたらいいのに…。

 

www.mhlw.go.jp

 

www.stemcell.co.jp

 

 

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