11月の本
こんにちは、わたしです。
引き続き、診察の待ち時間に読んだ本の備忘です。
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読んだ本①幾千の夜、昨日の月(KADOKAWA)角田 光代 (著)
作者が体験したいろいろな「夜」のエッセイです。異国へ旅した時の夜のお話が多かったのですが、こんなにいろんなところに旅に出て時には危険な目にも遭っている方だったのか、と始めて知りました。
おもしろかったのはタイトル「男を守る」。モロッコに旅し、モロッコに飽きて思いつきでスペイン経由でポルトガルの海沿いの町に移動して、ふたたびモロッコに戻るフェリーで出会った王子様のような物腰が柔らかく上品な青年。モロッコに着いたときにはあたりは暗くなっていたけれど、青年と一緒ならとこわくないと思っていた。けど。
酔っ払いの男に絡まれた際に、なぜか作者には「王子さまみたいな男の子を守ってやらなければ」という感情がわいて酔っ払いと果敢に戦います。無事にホテルについて、ふと思う。あの正義感はなんだったんだろう。
なぞの正義感に駆られて異国の酔っ払いと戦う作者と、ふと我に返る作者の温度差がおもしろかったです。割と過酷な異国旅をしていたようで、そのエピソードを読めて楽しかった。
読んだ本②天上の飲み物 三浦しをん (著)
サントリーのPR誌「サントリークォータリー」(現在休刊)にのっていた小説です。短編なのでスルリと読めます。PR誌とかフリーペーパーにのっている短編小説やエッセイが好きなので、こういうのはうれしい。ANAの機内誌「翼の王国」は隅から隅まで読みます。これは、サントリーのPR誌なので、ワインが出てくる短編小説です。
人間でない永遠の命を持つワイン好きの主人公が、人間と交わりながら暮らす物語。甲州ワインが飲みたくなります。
読んだ本③パパと親父のウチご飯 1~10巻(新潮社)豊田悠 (著)
シングルファーザー2組が同居して、ご飯を作るマンガです。子育てとかお父さん2名の仕事のこととか悩みを解決して成長していく様は、しみじみしますねェ。でてくる料理も作ってみたくなるものばかりです。子供と一緒につくるレシピも多いので、いつかこどもができたらこんな風に料理をしてみたいなと妄想。
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