○○とわたし

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【奨学金】新コロによって家計が急変。どうしたらいい?【返還中・返還が始まる方向け】

こんにちは、わたしです。

前回のブログでは大いに取り乱してしまい申し訳ありません。

無事、入学式は強行され感染拡大に荷担した感が否めません。「中止する勇気があれば、こんなことにはならなかった・・・」と2週間後に謝罪会見をする姿が目に浮かびます。

 

で、奨学金のお話しの続きです。

大学等を卒業して返還が始まる方、および返還中の方向けにご説明をします。これらの情報は2020年4月5日現在の情報です。最新の情報は日本学生機構および関連機関へご確認ください。返還が難しくなりそうと思ったら、早めに救済制度を利用し返還が延滞することのないよう気をつけてください。

 

①この春卒業して返還が始まる人

奨学金の返還は、大学生のときに登録した「リレー口座」より引き落としされるようになっています。この春卒業した方は、卒業して7ヶ月後の2020年10月より引き落としが始まります。急に4月からははじまりません。この4月から就職して安定したお給料をもらえる方は、2020年10月より返還を始めてください。

問題なのは、就職先から雇用を取り消されたり、当初約束されたお給料がもらえなかったりして奨学金の返還が難しくなりそうな方です。2020年10月になるまで、その状態が続くかどうかわかりませんが奨学金の返還に対して対策を打っておくことで、命を繋ぐ方へお金を使うことができるかもしれません。奨学金の返還より命のほうが大事です。

ですが、返還をせずにほったらかしにすると延滞金が発生したり連帯保証人や保証人に迷惑を書けることになります。ローンも組めなくなります。(くわしくは後述します。)次に紹介する救済制度を使って、月々の返還額を減らしたり、返還を猶予したりする申請をしてください。

 

②返還が始まっている人(救済制度)

A.減額返還制度

月々の返還額を減らして返還を続けていく制度です。月々の返還額が減るので、返還の終了時期が延びます。

対象は、「災害、傷病、その他経済的理由により奨学金の返還が困難な方」で、「当初約束した割賦金を減額すれば返還可能である方」とされています。なので、返還額を減らしても返還が厳しいと判断されればこの制度ではなく、返還を猶予する制度を使うことになると思います。1回の申請で適用期間は12ヶ月です。経済状況が回復しない場合は12ヶ月毎に申請をする必要があります。最長で15年間(180ヶ月)延長可能です。

経済状況の確認のために「マイナンバー」および返還困難な状況がわかる証明書を提出することになります。機構がマイナンバーから所得等の情報を取得し、制度が使えるかどうか審査をします。申請方法は機構のHPをご確認ください。

減額返還制度手続方法 - JASSO

 

B.返還期限猶予制度

返還期限の猶予(先延ばし)を願い出ることが出来る制度です。返還を先延ばしするので返還の終了時期が延びます。減額返還制度と比べて、猶予している間は1円も返還しないことになるので将来の負担は大きくなります。

返還期限猶予は2種類あります。

 

「一般猶予」

返還が困難であるため、一定期間返還を待って欲しい場合に願い出る制度です。適用期間は通算10年(120ヶ月)が限度です。例外(制限無し)はありますが、新型コロナウイルス感染症が収束しないと見込まれた場合はそれに当てはまるかもしれません。

一般猶予手続方法 - JASSO

 

「猶予年限特例又は所得連動返還型無利子奨学金」の返還期限猶予

「猶予年限特例又は所得連動返還型無利子奨学金」の貸与終了者が対象です。自分が貸与を受けた奨学金がこの長ったらしい名前なのかわからない・・・という方は、「奨学生証」や「貸与奨学金返還確認票」の右上に記載されています。

卒業後に一定の収入を得るまでの間は返還期限を猶予することが出来ます。期限の制限はありません。ただし、本人が被扶養者であるときは要件があり、要件に該当しない場合は「一般猶予」の取り扱いになります。

経済困難(猶予年限特例又は所得連動返還型無利子奨学金の返還期限猶予) - JASSO

 

③返還が滞るとどうなってしまうのか

借りたお金は返さなければなりません。ただし、奨学金を返すことはは「返済」ではなく「返還」と言われています。元に戻すことで次の世代の奨学金の原資となります。

 

では、奨学金を延滞してしまうとどうなってしまうのでしょうか。

まずは、本人や連帯保証人、保証人に債権回収会社より連絡があります。さらに、約束の返還期日までに返還されないと延滞金が課されます。本人が返還しない場合は、連帯保証人へ、それでも返還できない場合は保証人にすべての残高を返してもらうことになります。

返還が再開されない場合は、経済的信用がないものとして個人信用情報機関に個人情報が登録されてしまいます。この個人信用情報機関に登録されてしまうと、クレジットカードの発行が出来なかったり、住宅ローン、自動車ローン等の各種ローンが組めなくなります。将来の計画が大幅に狂うこととなりますので注意が必要です。(知り合いにダンナが登録されていてマイホーム建設の計画が狂った方もいました。)

 

ですので!返還が難しくなりそうと思ったら、早めに救済制度を利用し返還が延滞することのないよう気をつけてください。

これにつきる・・・!

 

 ※奨学金事務で学生の対応をするときは、「あくまでも借金ですよ」と念押ししています。これから奨学金を申し込む方は本当に必要なのか、よく考えてください。

 

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