こんにちは、わたしです。
前回に引き続き、男性不妊外来の検査結果についてです。
marumarutowatashi06.hatenablog.com
精子の質を診る検査(精子クロマチン構造試験)の結果で、傷ついた精子の割合が多かった主人。泌尿器科の先生から、「なぜ精子の質が悪くなるか」「質を良くするにはどうすればよいか」を聞きました。
◆なぜ精子の質が悪くなるか
普通の細胞も、精子も「核」を持っているのですが、普通の細胞は細胞壁に核が守られていますが精子はそのほとんどが核なので、守る壁が少なく、傷を治す力もありません。からだのなかでストレスが溜まったり、バランスが崩れると守る壁が少ない精子はものすごく悪い影響を受けるのだそうです。しかも、バランスやストレスの改善がみられない場合は、精子が作られる3ヶ月間ずっと影響を受け続けます。
その悪い影響を精子に与えるのが「活性酸素」「酸化ストレス」です。
◆活性酸素、酸化ストレスとは
呼吸によって取り込まれた酸素の一部は通常の状態よりも活性化された活性酸素となります。活性化された酸素は体内の代謝過程において様々な物質と反応し細胞伝達物質や免疫機能として働きますが、生産が過剰になると細胞を損傷し、がんや生活習慣病などの疾患をもたらす要因となります。からだの中には、活性酸素に負けないために「抗酸化防御機構」が備わっているのですが、活性酸素の生産がこの機構を上回った状態を酸化ストレスといいます。この酸化ストレスの影響で精子の質が下がってしまうそうです。
◆酸化ストレスの原因
酸化ストレスを引き起こす要因としてタバコは特に良くないと言われました。また、生活習慣病も気をつけなければならない。特に今回指摘されたのは腎臓に元気がないという事でしたが、代謝が悪くなっているので悪いものが体内に溜まりやすくなっているそうです。そして、ストレスも活性酸素の生産を促してしまうそうです。
◆で、精子の質をよくするには?
主人の場合ですが、
・腎臓の機能を回復させる
・ストレスを溜めない
・コエンザイムQ10を飲む
→一日150mg~250mgを3ヶ月摂取すると、3~5割の人が精子の質が向上したのだそうです。
以上のことを提案されました。
◆体外受精と精子のDNA損傷について
もし、顕微授精をすることになったら顕微授精に使う精子はDNAが傷ついていない精子を選出することができるのでしょうか?見た目や動き方に特徴があるのか聞いてみたところ、残念ながら見た目では分からないのだそうです。だから、質の良い精子の割合を上げることが重要なんだそう。ちなみに、傷ついた精子で受精卵が出来ても、その後分割が止まってしまうんですって。
せっかく採卵した卵子に質の悪い精子が受精…分割停止…移植できる受精卵はございません。なんてことがおこったらたまったもんじゃありません。主人には亜鉛とコエンザイムQ10を飲んでもらいつつ、わたしは塩分控えめの食事を研究したいと思います。
この生活を続けて、改善が診られない場合は精索静脈瘤がDNA損傷の直接的な原因になってしまうのも事実。主人は手術は断固として拒否しているので、この生活で精子の質が改善してくれることを祈ります。
参考)活性酸素と酸化ストレス | e-ヘルスネット(厚生労働省)
◆お会計
病院 2,200円
(合計 143,750円)
◆滞在時間
1時間
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