こんにちは、わたしです。
不妊治療を経て妊娠。無事に女の子が生まれて1ヶ月が経ちました。出産し、退院した頃よりはちょっとずつ育児に慣れてきました。赤ちゃんもわたしも生活リズムが整ってきて家事もできるようになり、時間が作れたので出産の時の記録を備忘しておきたいと思います。
・40w0d 出産予定日
まだまだ出産の兆候はない。
・40w2d 妊婦検診で子宮頚管への刺激
子宮口の開きは3センチくらいで赤ちゃんは下りてきていない。子宮頚管へ刺激をしてもらってから出血が続く。
このまま陣痛がこなければ週明けから陣痛誘発のため入院をする予定になった。
夜中の2時くらいから前駆陣痛?
・40w3d 出産前日
早朝~夕方
早朝は前駆陣痛があり、お腹が痛む。出血は続くが昼間には腹痛が治まり、普段通りに過ごせる。
18:00 規則的な痛みが続く
規則的な子宮の収縮を感じる。夕食の準備がギリギリできる痛み。思えば出産前最後の料理でした。(鮭のクリーム煮だった。)食後、主人とたけのこの里ときのこの山を食べてまったりする。
18:30 痛みと痛みの間隔が6~9分に
痛みと痛みの間隔が6~9分になる。痛み自体は2分ほど続く。トイレが近くなりお腹を下す。主人から念のため病院に連絡してと言われる。念のためお風呂・歯磨きを済ませてから病院にTEL。この頃は痛みが増してきて歩くのもヨロヨロになる。
20:20 病院に電話
陣痛があっても帰らされた…というネットの経験談を読んだことがあったので、まだ耐えられる痛みだったけど、念のため病院に電話する。病院からは念のためNST(ノンストレステスト)をしてもらうので来院してください、とのこと。
主人に車で送ってもらう。入院セットも積んでおく。
・21:00 NST開始
病院に到着後、陣痛室に入りNST開始。時々赤ちゃんが苦しそうにしている数値が見られるので念のため入院することに。最初はスマホを見たりノートを書いたりする余裕があったけど、どんどん痛みが強くなり、感覚も短くなっていく。痛みの間に落ちるように眠る。
助産師さんがアロマオイルを持ってきてくれた。種類がありすぎで訳が分からなかったので無難にラベンダーを選択。陣痛室に流れていた邦楽オルゴールVerのCDが鬱陶しいのでラジカセの電源を勝手に切る。湯たんぽでお腹を温めながら痛みと戦う。
safariの検索履歴に「陣痛 痛み逃し 姿勢」どの姿勢でも痛すぎる。
40w4d 出産当日
・0:00 いよいよ眠れなくなる
痛みと痛みの間隔が1~2分になる。眠たいのに痛すぎで眠れなくなる。
・2:00 絶え間なくずっと痛い!
痛みと痛みの間隔がなくなりずっと痛い!我慢できなくなりナースコールで助産師さんを呼ぶ。おしりの穴らへんが痛くて押さえてもらう。
子宮口が9センチまで広がっている。分娩室へ移動する準備をする。(あとから聞いたけど、助産師さんはまだまだ早いけど…と思っていたらしい。)
・2:20 分娩室へ
分娩室へ移動し、分娩台に上がる。どんどん痛みが強くなる。とにかくおしりの穴らへんが体の中からギューッと押される感覚で痛む。その度に助産師さんにおしりを押してもらう。感謝しかない。
痛みが来るたびに自分のものとは思えない雄たけびが聞こえる。(ドラゴンボールの戦闘中の孫悟空みたいな。)
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深呼吸をするようにするが、息を吸いすぎて手が震えてくる。助産師さんに吐く呼吸をするようにと言われる。雄たけび陣痛とそうでない時の間隔がはっきりしてくる。
破水。右足ビシャビシャ。
・いきみ開始
助産師さん「そろそろ、いきんでみよっか」とのことで、痛みの波に合わせていきみを開始する。何度かいきんでみるけどなかなか生まれない。へその緒が首に二重に巻き付いていて、赤ちゃんが降りてこられないみたい。赤ちゃんの心拍が下がってきているので、助産師さんが医師を呼ぶ。分娩室内がバタバタしだす。
次にいきんても生まれなかったら吸引するとのこと。
・最後のいきみ
最後のいきみで赤ちゃんの頭、肩が出てきて、力を抜いて~と言われる。力を抜いたらドゥルンと赤ちゃんが出てきた。小児科の先生が処置をして大きな産声が聞こえた!
3:07 赤ちゃん誕生!
・誕生の瞬間
赤ちゃんが生まれた瞬間、感動して泣くんだろうなぁ…と思っていたけれど、実際に生まれてみたら達成感のほうが大きくて全然泣けなかった。入院から出産まで6時間ほど。
・お股の縫合
赤ちゃんが処置をしているあいだ、わたしはおまたを縫合される。会陰は裂けなかったけど、お股の一か所がバッカリ裂けてしまっていたみたい。出血も1420mlで多量だった。採血をして貧血状態になっていないか検査した。
・赤ちゃんとご対面
わたしから出てきたてホヤホヤの赤ちゃんとご対面。3000グラムを超えていたので、大きいかなと思ったけれど、とってもとっても小さい。出産後2時間は赤ちゃんと分娩室で休憩。試しに乳首を差し出してみたらチュパチュパ吸っていた。生まれたばかりなのに生きるすべを知っている…。
・胎盤を見せてもらう
2時間の休息後、赤ちゃんは助産師さんに預かってもらって病室に移動する。その前に胎盤を見せてもらった。子宮側にくっついていたほうがキレイに部屋のように分かれていて、赤ちゃんに栄養がよく通っていた証拠とのこと。赤ちゃん側に面していた胎盤のへその緒の周りには太くて立派な血管がたくさん。胎盤もお疲れさまでした。
・6:00 病室へ移動
分娩台から降りて病室へ。歩けそうだったけど、出血が多かったので念のため車いすで運んでもらう。病室に着いた後、お腹がすきすぎて陣痛中に栄養補給しようと用意していたガッツギアを飲んで爆睡。
出産から1か月経過して
あれよあれよという間に分娩が進んで無事に赤ちゃんが産まれました。それから1ヶ月。わたしの身体の回復も順調で、裂けて縫合したお股の傷も癒えてきました。悪露も出血もほぼなくなりました。無理はできないし外出は控えているけれど、ほぼほぼ出産前の生活に戻りつつあります。
産後すぐは、陣痛の痛みが忘れられなくてもう体験したくない…。と思っていたけれどもう忘れました。なんて都合よくできているんでしょう。
陣痛の時に自分のものと思えない叫び声がでて、痛いながらも「ドラゴンボールの悟空みたいだなぁ」と思える余裕は1mmくらいはあったりして。(いきんでいるときは必至でしたけど)野沢雅子さんは戦いの度に陣痛に匹敵する声を出していてすごいなと思いました。
陣痛のお供に買っていたガッツギア。陣痛中は1個も食べなかったけど。
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陣痛中のお供に4本くらい買っていたグリーンダカラ。1本目の半分くらいしか飲んでいませんでした。
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